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清武 開幕戦はドロー、フル出場で好機絡むも不発…

[ 2013年8月11日 00:50 ]

ホッフェンハイム戦の前半、競り合うニュルンベルクの清武

 サッカーのドイツ1部リーグは10日、各地で第1節を行い、清武弘嗣と金崎夢生のニュルンベルクはアウェーでホッフェンハイムと対戦し、2―2で引き分けた。清武は4―2―3―1の右MFで先発しフル出場。金崎はベンチ外だった。

 試合は序盤、一進一退の攻防が続くと前半8分、清武にチャンスが訪れる。相手コーナーキックのカウンターから一気に前線にボールが送られると左サイドにいた清武のもとへボールが渡る。そのままドリブル突破でペナルティエリアに侵入しシュートへ持ちこもうとするが、相手DFベックにボールを奪われてしまう。

 同31分にも再び清武にチャンス。味方がヘッドで落としたボールを拾うと右サイドをドリブルで進み、ペナルティエリア右隅から左足でシュートを放つ。しかし、ボールは大きく枠の外へ。ニュルンベルクはこのシーンを最後にチャンスが途絶え、ホッフェンハイムに押し込まれる展開が続く。

 すると同34分、ホッフェンハイムにコーナーキックのチャンス。MFルディが中央へ正確なボールを蹴ると、DFアブラハムがヘッドで合わせ先制点が決まる。ホームで先制し勢いに乗るホッフェンハイムは、その後も一方的に押し続け前半ロスタイム、左サイドからのスルーパスに抜け出したMFフォラントがGKとの1対1を鮮やかに交わすループシュートを放つ。ボールは一度ゴールに吸い込まれるがワンバウンドしたところでイレギュラーしゴールの外へと転がってしまう。リプレイ画像ではゴールラインを完全に割ったかに見えたが主審は無情にもノーゴール判定。1-0のまま前半が終了する。

 幻のゴールで命拾いしたニュルンベルクだったが後半6分、右サイドを崩されグラウンダーのクロスをゴール前に入れられると相手FWモデストに追加点を許してしまう。完敗ムードが一瞬頭をよぎるがその3分後、MFフォイルナーが右サイドから中央へクロスボールを送ると、相手DFと競り合う清武の裏へ走り込んだ途中出場のMFフランツがヘッドで合わせ1点を返す。

 このゴールで息を吹き返したニュルンベルクは同12分、MFシュタルクからのスルーパスを今夏新加入のFWギンツェクが相手ペナルティエリア内で受け、DFと競り合いながらも左足で豪快なシュート。ボールは見事にネットを揺らし、アッという間に同点に追いつく。

 その後は再び互角の攻防が続き後半ロスタイム、右サイドを突破したMFフランツからのクロスボールを中央で清武が右足のダイレクトボレーを放つ。しかし、地面に足を取られたためかボールは惜しくもゴール左へ外れ試合終了。ニュルンベルクは敵地で2点ビハインドから追いつくという上々のスタートとなった。清武も流れの中から少ない攻撃チャンスに絡んでいたが、得意のセットプレーでは見せ場を作れず不本意な結果に終わってしまった。

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2013年8月11日のニュース