東慶悟 FC東京のパスサッカー支える“走れるトップ下”

[ 2013年2月26日 11:34 ]

11日の「FC東京フェスティバル2013」でサポーターにあいさつする東

J1注目の男 FC東京MF東慶悟

 もう何年も前から青赤のユニホームを着ているような錯覚に陥る。FC東京に初めて合流した1月20日、MF東慶悟(22)は約1000人のサポーターを前に拡声器で「FC東京には残留争いではなく優勝争いをしに来ました」と宣言し、喝采を浴びた東は瞬く間に新天地の洗練されたパスサッカーにフィットした。

 タレントぞろいの中盤で、東は今季からトップ下を任された。この位置は、昨季までチームの顔だった梶山(パナシナイコス)が務めていた。東は前者のような天才肌ではないが、攻守に労を惜しまずシンプルなプレースタイルで新しい形をつくった。主将の森重が「自分でパスを受けることもできるし、裏に抜けることもできる。より縦に速くなった」と話すなど、周囲からも好評。大宮時代に比べれば守備の負担も減り、より存在感を発揮しそうだ。

 ロンドン五輪で10番を背負った逸材は、これまで実直で真面目なイメージだった。だが平均年齢が若く、いじり役の多いFC東京では、新しいキャラを開花させた。平山から「おいっ、西、西!」と呼ばれ、すかさず「いえ、東です」と返す掛け合いはまるで漫才。森重からは、風貌が似ていることから「チームではさかなクン(魚類学者でタレント)と呼ばれてます」と暴露された。

 東は「慶悟と呼んでほしいけど、それで溶け込めるなら」と笑う。少しでも早くチームに溶け込むことは新戦力が新天地で活躍するための大事なファクターだ。「大事なのは結果。多少わがままでもシュートを選んでいきたい」。試合となれば絶妙な飛び出しとスルーパス、豪快なシュートで並み居る敵にギョギョギョッ!と言わせてみせる。

 ◇東 慶悟(ひがし・けいご)1990年(平2)7月20日、福岡県北九州市出身の22歳。09年、大分U―18からトップ昇格、11年に大宮、今季からFC東京に移籍。昨夏はロンドン五輪代表のトップ下を務め、日本代表の4強進出に大きく貢献。J1通算76戦11得点。1メートル78、69キロ。

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