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浦和 王座奪回へ厳しいスタート 広州恒大にアウェー0-3惨敗

[ 2013年2月26日 22:50 ]

<浦和・広州恒大>前半、先制ゴールを許し、肩を落とすGK加藤(中央右)ら浦和イレブン

 サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は26日開幕、F組の浦和がアウェーで広州恒大(中国)と対戦し、0-3で敗れた。

 ペトロヴィッチ監督は試合前日会見で「トップクラブ同士の戦い。必ずいい試合になる」と余裕を漂わせていた。ゲーム形式にの練習ではワントップに原口が入り「相手に当たり負けしないで、最終的にはゴールを決めたい」と意欲を見せていた。

 試合は日本時間21時、広州恒大のキックオフで始まった。ともに大きくボールを動かすシーンがあったが、前半10分でともに無得点。

 16分、広州恒大はカウンターで左サイドをFWムリキが上がり、浦和DFをあっさりかわし、折り返しをFWバリオスが冷静に流し込み先制。

 23分、浦和MFマルシオの左CKもつながりを欠き、ゴールは遠い。29分、浦和は中盤でパスを回すが広州恒大がカット、一気に攻め込まれるが決め手を欠き1点差のまま。

 33分、浦和MF宇賀神が左サイドを駆け上がり折り返す、MF柏木にが頭で合わせるがゴールは割れず。

 40分、中盤から浦和はパスをつなぐもペナルティーエリアに入れない。42分、浦和MF梅崎がペナルティーエリア左外から思いきったシュートも枠外。

 43分、広州恒大はゴール右前からのFKでMFコンカが強烈なシュート、浦和GK加藤がきっちりセーブ。

 ロスタイムは1分。そのまま前半終了。浦和は1点ビハインドで後半へ。

 浦和のキックオフで後半開始。

 5分、広州恒大は右からのCKでゴール前混戦、シュートは枠を外れる。6分、浦和はFKから早いリスタートで攻めるもゴール前でハンドを犯し攻撃が止まる。

 10分、広州恒大はゴール前でのパス交換から、浮き球をMFコンカがシュート、わずかに外れ追加点ならず。

 14分、浦和MFマルシオに代わり阪野が入る。15分、ペナルティーエリアの前でMF梅崎が仕掛け、柏木にパス、シュートを放つも枠外。

 16分、浦和FW原口が果敢に抜け出し、CKを得るも広州恒大DFに阻まれる。19分、広州恒大FWバリオスに代わり、ガオ・リンが入る。

 20分、広州恒大はカウンターををつないでFWムリキがゴール、リードを広げる。

 25分、浦和MF梅崎に代わり関口が入る。

 32分、MF関口が右サイドを攻め上がり、CKを得るも広州恒大が冷静に跳ね返してカウンター。DF槙野が何とか付いて攻撃を止める。

 39分、浦和は広州恒大陣内で必死の攻め、MF関口が右から折り返し槙野がシュートを放つもゴールを脅かすには至らず。

 40分、広州恒大FWムリキの個人技でゴールに迫るも、浦和は必至の守りでゴールを許さず。

 ロスタイムは3分。45分になった直後、ゴール前で混戦になり、浦和MF鈴木がオウンゴール、3点目を奪われる。

 試合終了。浦和は王座奪回へ厳しいスタートとなった。

 ▼浦和・ペトロビッチ監督 大差がついたが、両チームとも非常に攻撃的なサッカーでいい試合だった。1点目は相手の攻撃の素晴らしいところが出た。ムリキを止めるのが難しかった。

 ▼広州恒大・リッピ監督 われわれのチームはケガ人もいて100パーセントではなかったが、その中での勝利に満足している。浦和はいい相手だった。

 

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