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アルナスル ベッカム獲得に意欲!森本との“合体”実現も

[ 2013年1月23日 06:00 ]

米ロサンゼルス・ギャラクシーを退団し、現在無所属の元イングランド代表MFベッカム

 中東で強力な日英タッグが実現する?FW森本貴幸(24)が所属するアルナスル(UAE)は21日、元イングランド代表監督のスベン・イェラン・エリクソン氏(64)のテクニカルアドバイザー就任を発表した。契約期間は1年半。ドバイで行われた就任会見で同氏は、昨年12月にロサンゼルス(米MLS)を退団して現在は無所属の元イングランド代表MFデビッド・ベッカム(37)の獲得に意欲をのぞかせた。

 ベッカムの代名詞である正確無比な右クロスから、森本がダイビングヘッドでゴールを決める――。夢のようなイングランド―日本のホットラインがUAEで結成される可能性が急浮上した。

 実現に向けて鍵を握る人物が、アルナスルのテクニカルアドバイザーを務めることになったエリクソン氏。就任会見でかつてイングランド代表で指導したベッカムを獲得する可能性を聞かれると「もし彼が加入を望むなら、もちろんクラブは喜んで受け入れるだろう。よく連絡は取り合っているしね」。まだ所属先が決まらない教え子を口説き落とすため、直接交渉に意欲をのぞかせた。

 ベッカムが加入すれば、森本にとってはこれ以上ない“相棒”となる。カターニアで今季リーグ戦5試合無得点と出番に恵まれず、カターニア時代の恩師であるゼンガ監督の下で完全復活すべくアルナスルへ期限付き移籍。デビュー戦となった16日のリーグ杯アルシャーブ戦で1得点2アシストという上々のデビューを飾った。入団会見で「可能な限り得点したい」と話していたように、より多くのゴールを重ねることがアピールとなり、契約が切れる今夏の欧州復帰、そして日本代表復帰へつながる。ベッカムの“黄金の右足”から精度の高いスルーパス、クロスが供給されれば決定機が飛躍的に増えることは間違いない。

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