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香川 プロ初の誕生日弾!移籍後最多9得点目で勝利に貢献

[ 2012年3月18日 06:00 ]

ブレーメン戦でバースデー弾を決めたドルトムントの日本代表MF香川(右)

ブンデスリーガ ドルトムント1-0ブレーメン

(3月17日)
 ドルトムントの日本代表MF香川真司がバースデー弾を決めた。23歳の誕生日だった17日、ホーム・ブレーメン戦にトップ下で先発すると、前半8分、ヘディングで先制点を奪った。誕生日に得点するのはC大阪時代を含めて初めて。ドイツ移籍後最初のシーズンだった昨季の8得点を上回る今季9点目をマーク。ドルトムントは1―0で勝利。20試合連続不敗のクラブ新記録を達成した。

 23歳としての初ゴールは前半8分だった。トップ下で先発した香川は、味方のカウンターから左クロスが上がった瞬間、相手守備陣の間をすり抜けてゴール前に走り込むと、ギュンドガンの折り返しに頭を合わせ、先制点を突き刺した。C大阪時代にもなかったバースデー弾を、ドイツ移籍後リーグ戦で初となるヘディングで決めた。

 いつもならゴール後は観客席に向かってガッツポーズして見せる香川だが、この日はチームメートと喜んだ後、ベンチ入りした同じ誕生日のDFサンタナのもとへ走り、抱き合った。同24分にもシュートのこぼれ球に反応。横パスを右足でコントロールすると、素早く左足を振り抜き左ポスト直撃のシュートを放つなど、存在感を示した。

 これで昨季の8得点を上回る今季9点目。大台の2桁得点も見えてきた。欧州主要リーグで2桁得点を達成した日本人は98~99年の中田英寿(ペルージャ)、06~07年の高原直泰(フランクフルト)の2人だけ。3人目の快挙に王手をかけた。

 前節アウクスブルク戦では細貝の執ようなマークに苦しみ「僕自身が準備不足というか、100%の集中力で入れていなかった。もう1回切り替えて、次戦はやり直していきたい」と話していたが、言葉通り結果を残した。今年に入ってリーグ戦出場8試合で5ゴール。日本のエースの勢いは止まりそうにない。

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2012年3月18日のニュース