初めての市販…なでしこＬ選手名鑑は異例のＤＶＤ付き

「なでしこリーグ」のオフシャルガイドブックで巻頭インタビューに登場するＩＮＡＣ神戸の川澄

　来月１５日に開幕する「なでしこリーグ」のオフィシャルガイドブックが初めて市販されることになった。スポーツ界では異例のＤＶＤ付きの選手名鑑で、来月５日に発売される。

　昨年までのガイドブックは日本女子サッカーリーグの自主制作。主に試合会場で販売したが、今年は長崎出版が独占販売権を獲得。サッカーＤＶＤで定評のある制作会社ディスクベリー・ドット・コムが制作した。競技場のほか、全国の書店で販売する。

　内容、質ともにスケールアップ。２部の「チャレンジリーグ」の選手も網羅し、ページ数は昨年の４８ページから１１６ページに大幅増。目を引く表紙は「キャプテン翼」で知られる漫画家高橋陽一氏が、昨年の女子ワールドカップ時に応援キャラクターとして描いたサッカー少女の楓ちゃんだ。

　巻頭インタビューにはＭＦ川澄奈穂美（２６＝ＩＮＡＣ神戸）が登場。ほかに女子Ｗ杯優勝メンバーのＦＷ岩渕真奈（１９＝日テレ）、期待の新人・京川舞（１８＝ＩＮＡＣ神戸）ら今年飛躍が期待される選手を取り上げている。選手の素顔をのぞく「なでしこイズム」のコーナーでは、１０選手が１日のスケジュールを紹介。“ママさん選手”のＭＦ宮本ともみ（３３＝伊賀）は「旦那のお弁当作り」「子どもの迎え」など妻・母としての一面がうかがえる内容だ。

　ガイドブックは１０００円（税抜き）で、ＤＶＤ付きで２０００円。ＤＶＤでは、川澄、ＭＦ宮間あや（２７＝岡山湯郷）らのインタビューのほかリフティングのシーンも収録され、興味深い。