劇的V弾!C大阪 ダービーで11年ぶりの凱歌

[ 2012年3月18日 06:00 ]

<J1 C大阪・G大阪>後半ロスタイム、決勝ゴールを決め喜ぶC大阪・ケンペス(右)に扇原が抱きつく

J1第2節 C大阪2-1G大阪

(3月17日 長居)
 長居で11年ぶりの凱歌だ。注目の大阪ダービーは1―1で迎えた後半49分、C大阪の新外国人ケンペス(29)が決勝ゴール。2―1でG大阪を下し、長居スタジアムのダービーでは01年以来、11年ぶりの勝利を挙げた。G大阪は第1ステージでは、18年ぶりの開幕2連敗。
【試合結果】

 劇的すぎる幕切れに長居が歓喜の渦と化した。1-1で迎えた後半ロスタイム。掲示された3分が過ぎ、終了のホイッスルが鳴る寸前だった。右サイドからDF酒本がクロスを上げると、ファーサイドで待ち構えていたのがケンペスだ。競り合ったDF加地より頭ひとつ高い打点でとらえたシュートが、ゴール左へと吸い込まれる。ダービーに決着をつける一撃を最後の最後に叩き出した。

 「もう最高の喜びだったよ。ラストチャンスだったしね。勝利につながったことが嬉しいよ」

 ホーム開幕戦で、相手はG大阪。新助っ人のあいさつ代わりの来日初ゴールは、値千金の決勝点となった。昨年のブラジル全国選手権で13ゴールを挙げたストライカーは、2月の宮崎キャンプで徹底的に走り込み87キロから82キロへとダイエットに成功。まだ連係不足もあり好機に絡む機会は少なかったものの、それを帳消しにする一発だった。

 長居でのリーグ戦でダービーに勝ったのは、01年10月13日以来。まさに11年ぶりとなった白星を誰よりも喜んだのは、ジュニアユースからC大阪で育ってきた山口と扇原だ。ともにU-23日本代表として14日のバーレーン戦に出場し、五輪切符獲得に貢献。中2日の強行日程ながらも、それでもボランチコンビはフル出場でチームを勝利に導いた。「ずっと勝てていなかったし良かった。ここからセレッソが勝ち続けていければ」。続いていた負の歴史にピリオドを打ち、山口は格別の笑顔を見せた。

 今季から指揮を執るセルジオ・ソアレス監督にとっても来日初勝利となった。その指揮官はMF清武を後半37分に交代させるなど、調子の出ないエースを見切る采配で白星を呼び込んだ。「勝ったことは嬉しいけど、まだ始まったばかり。またあしたから初心に帰ってやりたい」。勝利の余韻に浸る間もなく、次の戦いを見据えた新監督。ダービーで挙げた今季初白星から、C大阪の初タイトルへの道が続いていく。

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