岡ちゃん　大宮に逆転負けも笑顔「やるからには優勝目指す」

プレシーズンマッチ 大宮２－１杭州緑城

（2月25日 ＮＡＣＫ）
　Ｊ１大宮は２５日、ＮＡＣＫ５スタジアムで中国スーパーリーグ杭州緑城と「プレシーズンマッチ　ｐｒｅｓｅｎｔｅｄ　ｂｙ　スポニチ」を行い、２―１で勝利した。

　後半に入って運動量が落ちた杭州緑城を大宮が攻め込み、加入１年目のＭＦチョ・ヨンチョルの２発で逆転勝利。「前半は大宮らしいサッカーができなかったが、後半からいいサッカーができた」。ＭＦ東の投入から中盤が流動化し、シュートを連発。後半２４分に東がサイドに流れて作ったスペースをチョ・ヨンチョルが正面からドリブルで切り込み、強烈ミドルで同点。３分後にも右ＣＫからゴール前の混戦でチョ・ヨンチョルが右足を伸ばし、逆転した。昨年はホームで２勝しかできなかった大宮が、２週間後に迫った開幕戦へ弾みをつけた。

　杭州緑城は前半１３分にＭＦワンソンがゴール前での空中戦を制して先制したが、後半に失速。それでも前日本代表監督の岡田武史氏（５５）は「個の意識が強かったが、チームで戦う意識も良くなってきた。選手たちは自分たちのやるべきことが分かってきた」と手応え。選手層が薄いことを改善点に挙げたが「やるからには優勝を目指す」と３月１１日に開幕するリーグ戦に向けて笑顔でコメントした。チームは茨城県、静岡県、鹿児島県と移動した日本キャンプをこの日で打ち上げ、２６日に帰国予定。