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なでしこ、2-1で勝利!首位をキープ

[ 2011年9月3日 22:00 ]

<日本―韓国>前半、勝ち越しゴールを決め、川澄(左)、沢(右)らに祝福される大野(中央)

 来年のロンドン五輪出場権を懸けたサッカー女子のアジア最終予選は3日、中国山東省の済南市で行われ、日本は韓国と対戦。

 女子の国際サッカー連盟(FIFA)世界ランキング4位の日本は1日の初戦でタイを3―0で下し、同16位の韓国は地元中国と0―0で引き分けた。

 日本は、中盤を総入れ替えして臨んだタイ戦とは一変、世界一に輝いた7月の女子W杯ドイツ大会決勝・米国戦と同じ先発メンバーで連勝を狙う。

 前半、立ち上がりから優位にボールを支配した日本は、いきなり魅せた。前半10分、右CKにファーサイドで合わせたMF阪口が、鮮やかにヘディングシュート。ゴールネットをいきなり揺らし、1-0と先制した。

 しかし前半30分、中盤でミスからボールを奪われると、素早いカウンター攻撃で数的優位をつくられ、最後は韓国のエース、チ・ソヨンに決められ1-1の同点に追いつかれた。

 韓国に流れが傾く中、それでも日本は底力をみせる。前半ロスタイムに突入した46分。左サイドから沢がエリア内に侵入。中央に折り返すと、川澄を経由し、最後は大野が右足でゴール。2-1と勝ち越して前半を終えた。

 後半、立ち上がりから韓国ペース。なかなか好機をつくれない展開ながら、相手の攻撃をしのいでいく。佐々木監督は後半25分に安藤に代えてFW永里優を投入。ロスタイムに入った同46分には川澄に代えてDF上尾野辺を入れ、逃げ切り態勢に入った。

 試合はそのまま終了。日本は苦しい試合ながらも、韓国を破って連勝。勝ち点を6に積み上げ首位をキープした。

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