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サッカー北朝鮮代表 W杯予選で6年半ぶり来日

[ 2011年8月29日 22:04 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選で日本と対戦する北朝鮮代表が29日、北京発の航空機で羽田空港に到着し、在日関係者ら約300人が拍手と歓声で出迎えた。通常より少し強化した警備態勢の中、混乱はなく、一行は空港を離れた。

 同国代表チームの来日は、W杯ドイツ大会のアジア最終予選で日本と対戦した2005年2月以来、約6年半ぶり。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者によると、代表メンバーの23人中18人が同便で入国した。ドイツでプレーするFW鄭大世選手、J1仙台のMF梁勇基選手ら在日選手4人も羽田空港に集まり、チームに合流した。

 日本政府は北朝鮮の拉致問題や核実験などに対する制裁措置として、北朝鮮国籍保有者の入国を原則禁じているが、今回はW杯予選のために特例が認められた。7月には北朝鮮の国際オリンピック委員会(IOC)委員ら2人が特例で入国を許可され、東京都内で開かれたアジア・オリンピック評議会(OCA)総会などに出席した。

 3次予選初戦の日本―北朝鮮は9月2日、さいたま市の埼玉スタジアムで行われる。

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2011年8月29日のニュース