「一発芸」効果!?鹿島6点圧勝7戦負けなし

[ 2011年8月29日 06:00 ]

<鹿島・福岡>後半、チーム4点目を決めた鹿島・中田(左)は野沢に抱きつかれ笑顔(右は田代)

J1第24節 鹿島6―0福岡

(8月28日 カシマ)
 鹿島が今季最多6得点を挙げて福岡に6―0で大勝した。MF野沢拓也(30)が前半19分に正確なクロスでFW田代有三(29)の先制弾を演出するなど全6得点に絡む活躍。6点差での勝利は約12年ぶりで、7戦負けなしとなった。首位G大阪との勝ち点差は12あるが、大逆転Vを信じて最後まで戦い抜く。

 ネットが揺れるたびに、スタジアムも揺れた。大勝劇を演出したのは野沢だ。前半19分に左サイドで小笠原のパスを受けて、ニアサイドにクロス。走り込んだ田代の頭にピタリと合わせて先制弾をアシストすると、前半45分には正確なサイドチェンジで遠藤のゴールを演出。後半3分には左CKで岩政のヘッド弾を導いた。後半35分には遠藤へスルーパスを通して4アシストを記録。「いつもとやっていることは変わらない。たまたまです」と振り返ったが、全6得点に絡む活躍だった。

 6点差での勝利は99年11月23日の平塚(現J2湘南)戦以来、約12年ぶりとなった。前節24日の甲府戦で引き分け、連勝は5でストップ。チームに漂いかけた悪いムードを断ち切ったのが「一発芸」だった。オリヴェイラ監督は8月に入り、レクリエーション的な練習の罰ゲームに「一発芸」を導入。選手がアントニオ猪木の物まねを披露するなどグラウンドには笑いが絶えない。

 関係者は「物まねが始まってからチームは負けていない」と説明した。昨年8月は3分け2敗と未勝利に終わったが、今年は5勝1分けと無敗。驚異的なペースで勝ち点を積み上げ、一時はJ2降格圏の16位に沈むなど低迷が続いたチームは5位まで浮上してきた。

 2得点で今季ゴールが2桁に到達した田代は「もっと自分の良いところを出してチームの勝利に貢献していきたい」と力を込めた。小笠原は「気持ちいい試合」と笑顔。首位G大阪の背中は遠いが、可能性がある限り2季ぶりの優勝は諦めない。鹿島が最高の形で中断期間を迎えた。

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