前半で無念の交代…西「ガチガチ」デビュー　

＜日本・ペルー＞前半、ボールを競り合う西（中）

キリン杯 日本０―０ペルー

（6月1日 東北電ス）
　ＭＦ西の国際Ａマッチデビューは不完全燃焼に終わった。左足打撲の内田の欠場を受け、３―４―３の右ＭＦで先発出場。ヒールパスで好機を演出するなど見せ場もつくったが、試合の流れに乗り切れず前半のみで途中交代した。

　「緊張して最初はガチガチでした。足に神経が通っていない感じで…。最後の方は慣れてきたのでもう少しやりたかった。デビューできたことはうれしかったですし、ここから成長していきたい」と振り返った。

　ＤＦ、ＭＦ、ＦＷをこなせる万能選手だが、日本ではなじみの浅い３―４―３の右ＭＦは初体験。前半の右サイドがベンチ側だったこともあり、試合中にザッケローニ監督から何度もポジショニングに対する指示を受けた。指揮官は「西には最高の走力があるが、きょうは緊張していた。準備時間がない中でのプレーだったので仕方ない」と評価。今後の成長に期待を寄せていた。