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被シュート数半減!逆転劇呼んだ後半の守備修正

[ 2011年6月2日 06:00 ]

<日本・オーストラリア>後半、相手フリーキックを阻む(左から)原口、酒井宏、山村、浜田、東

国際親善試合 U―22日本代表3―1U―22オーストラリア代表

(6月1日 東北電ス)
 U―22日本代表は、守備面の修正が後半の逆転劇につながった。前半は連動した守備ができずに、オーストラリアにボールを支配された。FW永井が相手センターバックにプレスを掛けても簡単にボランチにパスをつながれて前を向かれる場面が目立った。DF浜田は「前半はみんながバラバラでボールの取りどころがなかった」と説明。MF原口も「相手のパス回しが予想以上にうまくて前半は守備がはまらなかった」と振り返った。

 厳しい状況を変えるため、関塚監督がハーフタイムに動いた。「前半はサイドバックとサイドハーフの守備(マーク)が曖昧だった」と分析し、原口、清武の攻撃的MFが相手両サイドバック、酒井宏、比嘉のサイドバックが相手両サイドハーフをマークすることを徹底。プレスを掛ける人と位置が明確になったことで、中盤より前でボールを奪える回数が増えた。被シュート数も前半の10本から後半は5本に半減。ボール奪取からの速い攻撃も増えてチームにリズムが出た。

 MF山村は「後半は良くなったが、前半のうちに自分たちで修正できるようにならないといけない」と反省した。前半3分の失点はCKからのカウンター。2月9日の親善試合クウェート戦でも同様の形で失点しており、攻撃時のセットプレーでバランスを崩し過ぎないことも課題となる。守備面は意識の変化で改善する部分も多いだけに、19日のクウェート戦までに約束事などを再確認する必要がある。

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2011年6月2日のニュース