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FIFAブラッター会長が4選 W杯決定方式変更を提案

[ 2011年6月2日 01:10 ]

 有力理事の買収疑惑で揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は1日、スイスのチューリヒで総会を開き、信任投票の結果、ただ一人の次期会長候補だった75歳のブラッター会長(スイス)の4選を決めた。有効な203加盟協会の投票中、賛成が186票に上った。任期は4年で、満了後に退任する意向を示している。

 同会長は再選決定に先立ち、将来的にワールドカップ(W杯)開催地決定を24人の理事だけで投票する現行方式からすべての加盟協会による投票に改める案と倫理委員会のメンバーを総会で選ぶ案などを提案した。

 会長選をめぐっては、対立候補だったハマム理事(カタール)に買収疑惑が浮上し、立候補を辞退。その後の倫理委員会でハマム理事とワーナー副会長(トリニダード・トバゴ)が暫定的に活動停止となった。

 総会ではイングランド協会(FA)が会長選延期を求める動議を提出したが、同意を得られなかった。(共同)

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2011年6月2日のニュース