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カメルーン戦先発争いは…中盤厚く、FWの核は岡崎

[ 2010年5月10日 21:27 ]

 【W杯日本代表メンバー発表】W杯に臨む日本代表23人が決まり、焦点は1次リーグ初戦のカメルーン戦に向けた先発争いに移る。ベテランGK川口がメンバー入りするなど予想外の選出もあったが、岡田監督が軸と考える陣容はそう変わらないだろう。

 有力な顔触れはことし唯一、手応えを残した3月のバーレーン戦になりそうだ。4―5―1の布陣でGKは楢崎、DFラインは右から内田、中沢、闘莉王、長友。守備的MFに長谷部、遠藤が入り、2列目は右から中村俊、本田、松井で、ワントップに岡崎。日本の強みである中盤を厚くしたメンバー構成だ。
 岡田監督は中村俊、遠藤を中心に据えたチームづくりをしてきた。FWの柱、岡崎はW杯出場を決めたウズベキスタン戦で決勝点を奪うなど岡田体制下で最多の16ゴールを奪い、監督の信頼は厚い。イタリアでたくましさを増したFW森本も、現時点ではスーパーサブ的な存在。数少ない流動的なポジションは左MFで、玉田、大久保らの起用もありそうだ。
 ただ就任以来、一貫して素早いパス回しを基本とした「日本らしいサッカー」を追究してきた岡田監督がここにきて、相手を見た戦い方を選択する可能性も示している。特に第1、2戦は攻撃力の高いカメルーン、オランダ。中盤の底の攻守のつなぎ役としてボール奪取力のある稲本を置くなど、守りを重視した布陣も考えられる。

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2010年5月10日のニュース