前日、右足に違和感…それでも経験買われたＧＫ川口

９日、右足付け根を押さえクラブハウスへ引き上げる川口能活

４度目のＷ杯は絶望的…川口、右内転筋故障

　【Ｗ杯日本代表メンバー発表】３４歳のベテランＧＫ川口が“サプライズ選出”。日本が初出場した１９９８年フランス大会から４大会連続での代表入りを果たした。日本代表の岡田監督は「選手から一目置かれる存在が必要」と話し、豊富な経験、リーダーシップを生かしてベンチからチームを支える“ムードメーカー枠”での選出であると説明。これを受けて会見した川口は「正直、驚いている。９９・９パーセント無理だと思っていた。また、いつか代表選手として戦いたいという思いはあった」と話した。

　０２年日韓大会では当時のトルシエ監督がベテランＦＷ中山（現Ｊ２札幌）、ＤＦ秋田（現京都コーチ）を招集。２人はベンチからチームを支え１６強入りに貢献した。

　川口は昨年９月１９日のＪ１京都戦で右脛（けい）骨を骨折し、今年４月２５日の練習試合で実戦復帰したばかり。９日の練習試合も右足内転筋の違和感のため、急きょ欠場し「試合前のアップ中にロングキックを蹴った時、痛みと言うより違和感を感じた。キック以外は問題ないが…何でこうなってしまったのか」と話していた。