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川口選出のサプライズも 連係重視の戦術徹底へ

[ 2010年5月10日 14:33 ]

サッカーW杯南アフリカ大会の日本代表選手発表記者会見で一礼する岡田監督

 W杯南ア大会に挑む日本代表23人が決まった。岡田監督が選考基準として連係重視の方針を示していた通り、MF中村俊、遠藤、FW岡崎、DF中沢ら、これまで同監督の下で主力として戦ってきた選手が選ばれた一方、ベテランGK川口や新潟のエース矢野、長身の岩政が代表入りした。

 2007年12月、脳梗塞で倒れたオシム前監督を受け継いだ岡田監督は、限られたメンバーの中で素早い攻守の切り替え、前線からの守備といった戦術を徹底してきた。個々の能力で劣る日本が世界に対抗するためのチーム力アップに注力し、代表経験の少ない選手が入る余地はなかった。
 1998年W杯フランス大会を率いた時に三浦知良(現横浜FC)をメンバーから外して世間を驚かせた岡田監督。今回も故障明けの川口をメンバーに加える「サプライズ」の人選を敢行した。

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2010年5月10日のニュース