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またしても川崎Fから「栄光」が遠のいた

[ 2008年11月8日 18:37 ]

 【川崎F1―2大宮】リーグ随一の得点力は影を潜め、優勝を争う川崎Fは痛い星を落とした。下位相手の取りこぼしというよりも、内容的には力負け。中村は「ボールの取られ方が悪くてカウンターを受けた。攻守のバランスも悪かった」と顔をしかめた。

 大宮の果敢なプレスに攻撃が寸断された。前半35分、森が目の覚めるようなボレーシュートを叩き込んだが、同点後も一気呵成に畳み掛ける本来の迫力が生まれない。スペースを埋められてテンポよくパスをつなげず、前線の強力なブラジル人トリオや鄭大世が天を仰ぐシーンが続いた。
 「大宮の方が気持ちでも勝っていた」と高畠監督。後半32分、ラフリッチに勝ち越しゴールを奪われて焦りも増し、手が届きそうで届かない初タイトルがまたしても遠のいた。森は「こんなところで負けてるようじゃ…」と吐き捨てるように言った。

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2008年11月8日のニュース