国枝師 通算1000勝へあと2勝、15人目の偉業へ東京に大挙7頭出走予定

[ 2022年6月24日 05:00 ]

JRA通算1000勝まであと2勝となった国枝師(撮影・郡司修)
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 史上15人目のJRA通算1000勝へ。調教師殿堂入り(顕彰者)の条件の一つとなっている偉業に、国枝栄師(67)が到達目前に迫っている。90年の初出走から33年かけて積み上げた勝利数は998。過去に1000勝以上の調教師は14人しかいないという、高いハードルだ。

 国枝師は「調教師としてしぶとくやってきた結果、残せた数字。丈夫に産んでくれた親のおかげ。無事是(これ)名馬。馬と一緒だよ」と、その道程を振り返った。アパパネ、アーモンドアイと2頭の3冠牝馬を育て上げ、G1は22勝(海外含む)。「とにかくダービーを勝ちたいと思ってやってきた。ダービーより先に1000勝が来てしまうとは」と笑うが、定年まで残り4年を切っても、師の腕を頼って有力馬が続々と入厩する。「先日、アーモンドアイ母子に会ってきた。初子(エピファネイアの牡馬)はいい感じだよ。まだまだ夢と希望が湧いてくる」と気力も充実している。

 今週は土日とも東京に絞って大挙7頭を送り出す。日曜東京7Rのレッドランメルトは実力最上位。「惜しい競馬が続いているからね。東京コースは合うし期待十分」。土曜東京12Rには長期休養明けの前走で2着好走のグラヴィル。「今回はもっと動けると思う」と鞍上にルメールを配して必勝態勢。今週末の記録達成の可能性も十分だ。

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2022年6月24日のニュース