【エ女王杯】アカイイト G1初挑戦で“新女王”に輝く!3連単は339万円超え大波乱の決着

[ 2021年11月14日 15:43 ]

<阪神11R・エリザベス女王杯>直線で抜け出し勝利するアカイイト(左)(撮影・亀井 直樹)
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 最強女王決定戦「第46回エリザベス女王杯」(G1、芝2200メートル)は14日、阪神競馬場で行われ、10番人気のアカイイト(牝4=中竹)がG1初出走で初優勝。キズナ産駒としても記念すべきJRA・G1初制覇を達成。鞍上の幸英明騎手(45)は同レース16度目の挑戦で悲願の初優勝を飾った。2着は7番人気のステラリア(牝3=斉藤崇)、3着は9番人気のクラヴェル(牝4=安田翔)が入線。3連単は339万3960円という大波乱の決着となった。

 勝ったアカイイトは父キズナ、母ウアジェト(母の父シンボリクリスエス)の血統。通算成績は20戦5勝。重賞未勝利ながら今回と同じ阪神競馬場では2勝を挙げており、前走・府中牝馬S(G2、東京・芝1800メートル)7着から巻き返し“女王の座”を射止めた。

 キズナ産駒としても記念すべきJRA・G1初勝利。キズナ産駒は過去JRA・G1では2着が最高位。今年のG1でも2着が3回あったが、念願の1勝目を手にすることができた。

 鞍上の幸は2018年ヴィクトリアマイル(ジュールポレール)以来となるJRA・G1通算8勝目。エリザベス女王杯は16度目の挑戦で悲願の初制覇となった。また、管理する中竹師も同レース初制覇。2018年ホープフルS(サートゥルナーリア)以来のJRA・G1通算3勝目を手にした。

 ▽エリザベス女王杯 1970年、3歳牝馬の3冠最終戦として創設された「ビクトリアカップ」が前身。75年にエリザベス女王が来日したことを記念して、翌年に現在の「エリザベス女王杯」に改称した。当初は2400メートルで施行されていたが、古馬牝馬の競走体系改善に伴い、96年に3歳以上に変更。同時に距離も2200メートルに短縮された。昨年に続き、阪神芝2200メートルで牝馬ナンバーワン決定戦が争われる。

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