【デイリー杯2歳S】セリフォス重賞連勝!無傷のまま同舞台の朝日杯FSも頂く

[ 2021年11月14日 05:30 ]

デイリー杯2歳S クビ差でソネットフレーズ(奥)に勝利したセリフォス(撮影・奥 調)
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 2歳重賞「第56回デイリー杯2歳S」が13日、阪神競馬場で行われ、1番人気セリフォスが外から差し切り重賞連勝を飾った。無敗の3連勝で同じ舞台の朝日杯FS(12月19日、阪神)へ。中内田厩舎は17年ダノンプレミアム、20年グレナディアガーズに続く朝日杯FS制覇を目指す。

 離れた後方2番手にいた1番人気セリフォスが残り1000メートルを切って動いた。そこから一気に先行集団に取りつく。唯一の重賞ホースが脚力の違いを見せつけた。その勢いのまま、しっかりとした手応えで直線へ。外から鋭く伸び、ゴール前で人気を分け合ったソネットフレーズをきっちり差し切った。

 初コンビを組んだ藤岡佑は「かなりスローだったし、4コーナーからねじ伏せる形で動かしてほしい、との指示。脚があり過ぎましたね。能力はかなり高い。非常に強い勝ち方だった」と絶賛した。

 中内田厩舎は2歳重賞で通算20戦11勝。早い時期からしっかりと結果を残してきた。師は「この時期だし、一戦ごとに力をつけている。いいスピードを持っていますね」と素質あふれる2歳馬のセールスポイントを挙げる。

 デビューから3連勝を飾り、この後は朝日杯FS(12月19日、阪神)を目指す。指揮官にとっては昨年のグレナディアガーズに続き、同レース3勝目が懸かる。「まだ緩さや幼さも残っている。完成度も高いわけじゃないので、そういう面も含めて楽しみ」と言えば、藤岡佑も「(初めての)右回りも大丈夫だった。1度乗せてもらったし、次はもっとうまく乗れると思う」と力を込めた。約1カ月後に行われる同じ舞台のG1でも再び、ねじ伏せることができるか。

 ◆セリフォス 父ダイワメジャー、母シーフロント(母の父ルアーヴル)19年3月7日生まれ 牡2歳 栗東・中内田厩舎所属 馬主・G1レーシング 生産者・北海道安平町の追分ファーム 戦績3戦3勝(重賞2勝目) 総獲得賞金7668万6000円。馬名の由来はエーゲ海にある島名。

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2021年11月14日のニュース