【エ女王杯】幸英明騎手 16度目の挑戦で悲願V!アカイイト快勝も「必死すぎて着差も分かってない」

[ 2021年11月14日 16:31 ]

<阪神11R・エリザベス女王杯>直線で抜け出し勝利するアカイイト(撮影・亀井 直樹)
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 最強女王決定戦「第46回エリザベス女王杯」(G1、芝2200メートル)は14日、阪神競馬場で行われ、10番人気のアカイイト(牝4=中竹)がG1初出走で初優勝。キズナ産駒としても記念すべきJRA・G1初制覇を達成。鞍上の幸英明騎手(45)は同レース16度目の挑戦で悲願の初優勝を飾り「最後の直線は必死すぎて後ろとの着差も分かってないんですけど、本当に(馬が)頑張ってくれました」と喜んだ。

 エリザベス女王杯は16度目の挑戦となる幸はレース後、アカイイトについて「調教で乗せていただいた時に、少し馬がムキになりやすいというか、その辺で今日は折り合いを気を付けようと思ってました」とコメント。「ちょっとゲートうまく出せなかったので、どうかなと思ったんですけど、向こう正面入った時にはイメージ通りの位置を取れました」と振り返った。

 さらに「最後は絶対に伸びてくれるというのを信じて、阪神の内回り&G1ということもあって早めに長く脚を使わせたいというイメージで乗りました」との言葉通り最後の直線、鋭い末脚を発揮し2着ステラリアに2馬身差の快勝。ただ、本人は「思ったよりも早く前を捕まえて、最後一頭になっていたので、もう後は必死に追ってました。あまりにも必死すぎて後ろとの着差も分かってないんですけど、本当に(馬が)頑張ってくれました」と余裕はなかった様子。

 最後に「今日G1勝てたことで、これからも頑張ってくれると思うので(今後が)楽しみです」とアカイイトに期待を寄せた。

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2021年11月14日のニュース