【菊花賞】福永LOVE!(11)ディヴァインラヴ 74年ぶり牝馬Vへ「この馬の可能性に懸けてみたい」

[ 2021年10月22日 05:30 ]

厩舎周りで運動を行うディヴァインラヴ(撮影・亀井 直樹)
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 牝馬が歴史を塗り替える。連勝中のディヴァインラヴが追加登録料200万円を払って牡馬3冠最終戦でG1初チャレンジ。牝馬による菊花賞制覇は43年クリフジ、47年ブラウニーのみ。勝てば、74年ぶりの快挙となる。斉藤崇師は「福永騎手ともチャンスがありそうだと話してここへ。(菊花賞は)牡馬しか出られないレースではないので」と真っ向勝負で立ち向かう。

 グレード制が導入された84年以降、牝馬は95年ダンスパートナー(5着)、09年ポルカマズルカ(17着)、19年メロディーレーン(5着)の3頭が参戦したが、ことごとく「牡馬の壁」にはね返されてきた。だが、近年はアーモンドアイをはじめリスグラシュー、ラッキーライラックなど「牝馬の時代」が到来。昨年の芝古馬混合G1は10戦のうち牝馬が9勝を挙げ、今年は大阪杯のレイパパレ、宝塚記念のクロノジェネシスが牡馬を撃破した。時代は大きく変わりつつある。

 早い段階からチャレンジの気持ちはあった。小倉芝2600メートルの前々走・タイランドC1着で1勝クラスを卒業。距離を延ばして素質が開花した。前走・木曽川特別は道中3番手から押し切り勝ち。近況充実の名手・福永はここ2走でコンビを組み、素質を高く評価する。

 「2走前を勝った時、次を勝てば菊花賞の挑戦もありだと(陣営と)話した。今の阪神はタフな馬場。牡馬よりも牝馬の方が我慢強いし、2キロ差を生かしたい」

 名手の進言が重く響く。長距離適性、牝馬の我慢強さがチャレンジの理由という。そしてディヴァインラヴは、福永が主戦を務めた父エピファネイアが13年菊花賞覇者で、母父ディープインパクトは05年の勝ち馬。血統からも芝3000メートルを克服可能にみえる。「この馬の可能性に懸けてみたい」と福永。待ちに待った大舞台で3歳牝馬が新たな伝説をつくる。

 【この日のディヴァインラヴ】牝馬ディヴァインラヴは真ん中の6枠11番。斉藤崇師は「距離が長いので、外すぎる枠よりは良かったです」と納得の表情を浮かべる。木曜朝は厩舎周りの運動で体をほぐした。「引き続き状態は良さそう。レースに関しては(福永)ジョッキーがいつも上手に乗ってくれていますから」と鞍上を信頼していた。

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