【菊花賞】(4)ロードトゥフェイム 04年の再現Vだ!尾形師「状態は抜群」

[ 2021年10月22日 05:30 ]

ロードトゥフェイム(撮影・郡司 修)
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 トレセンの最前線で取材する記者が、気になる穴馬に迫る秋の連載企画「G1リベンジャーズ」。3冠最終戦の「菊花賞」3日目は、特捜チケンこと鈴木智憲記者。2勝クラスの九十九里特別を勝って菊切符をもぎ取ったロードトゥフェイムに注目している。

 今年の菊花賞は04年によく似ている。皐月賞馬ダイワメジャーは秋の天皇賞へ向かい、ダービー馬キングカメハメハは神戸新聞杯勝利後に屈腱炎を発症、引退を余儀なくされた。春のクラシックホース不在のラスト1冠。その年、1番人気に支持されたのは、ダービー2着で武豊騎乗のハーツクライだったが後方待機策が裏目に出て7着。勝ったのは九十九里特別を勝って出走権を手にしたデルタブルース。道中は5番手を追走。4角2番手から抜け出して、2着ホオキパウェーブに1馬身1/4差をつける完勝だった。

 今年の九十九里特別の覇者はロードトゥフェイム。4番手追走から抜け出して1着同着で菊切符をもぎ取った。好位抜け出しの戦法もデルタブルース似。3歳で九十九里特別を勝った馬はロードトゥフェイム、デルタブルースを含め11頭おり、9頭が菊花賞に出走。隠れた“菊花賞トライアル”になっている。

 最終追いでは主戦・丹内が騎乗して感触を確かめた。6F85秒6~1F11秒8の時計に「ちょうどいい時計。上がってきてからもケロッとしていた。息遣いはさらに良くなりました。乗り難しくないし、距離は延びれば延びるほどいい」と手応えを得た。尾形師も「阪神は良さそう。輸送で疲れることがない馬。札幌に輸送して逆にプラス体重になったくらいだから。春はソエがあったけど、今はどこも痛いところがない」と自信を持って送り出す。

 父マツリダゴッホは07年有馬記念馬。全10勝中8勝を中山で挙げた名うての中山巧者。ロードトゥフェイムも全3勝が中山で、確実にその血を受け継ぐ。阪神も中山同様直線に急坂のあるコース形態で、間違いなく向くはず。母の父ホワイトマズルは04年春の天皇賞馬イングランディーレ、07年菊花賞馬アサクサキングスなどスタミナ豊富な産駒を数多く出しており、血統的な裏付けも十分。遅れてきた大物ロードトゥフェイムが混戦の菊花賞を断つ! 

 【この日のロードトゥフェイム】2枠4番に入ったロードトゥフェイムの尾形師は「ばっちりです!」とサムアップ。偶数の内枠は願ったりかなったりだ。「馬の状態は抜群なので、あとはジョッキー(丹内)に全てお任せ。人気はそれほどないでしょうから思い切ってくれれば」と話した。一足早く金曜輸送で決戦の地・阪神に向かい、レース前日は馬場で調整する予定となっている。

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