【札幌記念1週前追い】ソダシ 末脚切れ切れ、吉田隼「ダイナミックな走り」

[ 2021年8月12日 05:30 ]

札幌記念1週前追い、併せ馬で最先着したソダシ(撮影・千葉 茂)
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 真夏の豪華G2「第57回札幌記念」(22日、札幌)の1週前追い切りが行われ、白毛の桜花賞馬ソダシ(牝3=須貝)は5月のオークス(8着)以来となる主戦の吉田隼がまたがって感触を確かめた。

 開催が終わったばかりの函館競馬場の芝コースで白い馬体が映える。須貝厩舎の僚馬2頭に札幌記念に出走するユーキャンスマイルが続き、その最後方を追走。4頭が横並びになった直線は強めに追われて内から2頭目を力強く伸び、ユーキャンを捉えて堂々の最先着。ラスト1Fは11秒4の切れ味を発揮した(全体5F65秒0)。

 鞍上は「最後は間に突っ込んだらグッと反応して抜けて来たし、さすがだなと思った。ダイナミックな走りでしたね」と感触を口にする。見届けた須貝師も「言うことない動きだった。間隔が空いていたのでかなり負荷を掛けたが、今日の調教でレースを思い出すだろう」と満足げに語った。

 前走のオークスで敗れ、連勝は5でストップしたがデビューした北海道で再出発。指揮官は「どっしりして精神面はかなり大人になった。それが競馬でも生きてくれたら。まずはここでいいレースをしたい」。思い出の地で白毛伝説第2章が始まる。

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2021年8月12日のニュース