【関屋記念】グランデマーレ あふれる躍動感

[ 2021年8月12日 05:30 ]

併走馬を突き放すグランデマーレ
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 【東西ドキュメント・栗東=11日】東京五輪が閉幕し、“ナツコク”後半戦がスタートした。久しぶりの3場開催に、新谷は気を引き締めて、朝イチから双眼鏡を手に追い切りをしっかりチェックした。

 中でも動きに“ビビッ”ときたのが、関屋記念に出走するグランデマーレだ。坂路でギブミーラブ(3歳1勝クラス)と併せ馬。雄大な馬格でフットワークもダイナミック。4F51秒0~1F12秒0を刻み、悠々と先着した。いち早くトレーナーのジャッジを聞きたい新谷は、急いで藤岡師のもとへ行った。師は「上がり重点の指示。先週しっかりやったけど、今週もいい動きだったね」と満足そうに切りだした。

 昨秋の2戦は骨折明けで17→11着と精彩を欠いたが、4歳を迎えたここ2戦はマイルで連勝。「負けている時は骨折が影響していた。前向きすぎる気性なので、距離短縮もうまくいったね。体も増えてパワーアップしているよ」。充実の4歳夏。3連勝でのタイトル奪取を狙う。

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2021年8月12日のニュース