“新・伝説の新馬戦”で良血レッドベルアームが始動! 「軽さがあるし、距離も保つ」

[ 2021年6月24日 14:42 ]

種牡馬引退が発表されたハーツクライ
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 “活躍が約束された血統”と言っても過言ではない。レッドベルアーム(牡2=藤原英、父ハーツクライ)は、1つ上の半兄レッドベルオーブと2つ上の半兄レッドベルジュール(ともに父ディープインパクト)がデイリー杯2歳Sを制覇。当然、弟にかかる期待も大きい。27日の阪神5R(芝1800メートル)でのデビューに向けて、田代助手が手応えを口にする。

 「やるごとに反応が良くなって、前向きさが出てきた。調教の時計もいいし、初戦から動ける態勢にあるよ」

 父はディープインパクトから先日種牡馬引退が発表されたハーツクライに替わったが、きょうだい特有の持ち味は失われず。「軽さがあるし、距離も保つと思う」と力強く語る。将来性は文句なしだ。

 “伝説の新馬戦”は活躍馬が続出している菊花賞当日の新馬戦を差したものだが、宝塚記念デーの芝1800メートルの新馬戦は“新・伝説の新馬戦”と言える。17年ダノンプレミアム、18年ブレイキングドーン、19年レッドベルジュール、そして昨年のダノンザキッドが後に重賞を制覇。冠名ダノンの2頭はG1馬へと羽ばたいている。鞍上は福永。レッドベルアームもきっちり勝って、“偉大な先輩”に一歩近付きたい。

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