【宝塚記念】レイパパレ 坂路自己ベストでトップスターへ駆け上がる!高野師「最高のコンディション」

[ 2021年6月24日 05:30 ]

坂路で追い切るレイパパレ(撮影・亀井 直樹)
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 宝塚はやっぱり強い女が主役――。上半期のグランプリ「第62回宝塚記念」(27日、阪神)の追い切りが23日、栗東&美浦トレセンで行われた。6戦6勝で無敗ロードを突っ走るレイパパレ(牝4=高野)は栗東坂路で単走追い。自己ベストを1秒1更新するハツラツとした動きで気持ち良く脚を伸ばした。絶対女王クロノジェネシスから、奪ってみせる主演女優の座。7連勝へ、万全の態勢が整った。同レースの出走馬と枠順は24日に確定する。

 ドリームレースにふさわしい牝馬だ。レイパパレより前でゴールを迎えた馬はこれまで1頭もいない。どこまで突っ走るのか。最終追い切りには希望がつまっていた。

 坂路を2回駆け上がるのは高野厩舎流。1本目は4F72秒5とゆったり。「準備運動の形。人間の言うことを聞きなさいよ、という感じです」と説明。そして2本目。単走で13秒7→13秒0と入り、ラスト400メートルから徐々に加速していく。最後の200メートルで追われて12秒3。全体時計の51秒6はこれまでの自己ベストを1秒1更新。高野師は仕上げに自信を見せた。

 「考え得る中では最高のコンディションになったと思います。坂路の馬場状態が軽かったので指示した時計より多少速くなったけど、凄くリズムが良かった。馬が進みつつも、人間の制御の中でいい追い切りができたと思います」

 危うさも消えた。2走前のチャレンジCは2番手に収まったものの、行きたがるしぐさを見せていた。1馬身半差をつけて勝つのは能力の証明。それでも課題は残った。前走の大阪杯は前半1000メートルが59秒8。重馬場を考えれば速い流れだった。スタミナ切れの心配をよそに、直線は絶妙な進路取り。ゴール前で突き放した。

 「称賛に値するパフォーマンスでした。いいリズムで走らせた分、最後までスタミナが残っていた。間隔を取って馬の気持ちと肉体的にも余裕ができたんでしょうね。いろいろな効果が相乗して、大阪杯はまた以前の乗りやすい状況に戻せたと思います」

 そんな成功体験を踏襲、乗りやすさを求めて調整を行ってきた。「幸い、乗りやすさは変わらなかったです」という。態勢は整った。絶対女王クロノジェネシスとの初顔合わせ。胸が高鳴る。「2歳からトップステージで結果を出してきた馬。どうしても意識せざるを得ない存在だと思う」として言葉を継いだ。

 「レイパパレもG1を勝ったので胸を張って、この舞台に立ちます。存在は大きいですが、そこに胸を借りるつもりでやっていきたい」

 最近の競馬界は牝馬隆盛と言われる。ヅカはやっぱりオンナの舞台。週末の天気予報は下り坂を告げる。前走で悪い馬場もこなした。雨も強さを増幅させる、粋な演出となるのか。負け知らずの4歳レディーが、真っ白な花道を駆け上がる。

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