【小倉大賞典】西浦師 引退年7人目重賞V!11番人気テリトーリアルで制す

[ 2021年2月22日 05:30 ]

<小倉大賞典>2着ボッケリーニ(手前)との叩き合いを制したテリトーリアル(左)(撮影・中村 達也)
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 小倉では名物重賞「第55回小倉大賞典」が行われ、11番人気テリトーリアルが抜け出して重賞初V。2月いっぱいでの定年引退が目前の西浦勝一師(70)がJRA重賞23勝目をマーク。00年以降、定年引退年に重賞を勝った7人目の調教師となった。

 これが「世界の西浦」の底力。ホースマン人生の残り2週で重賞をつかみ取った。「石川君がいいところを引き出してくれた。オーナーにも感謝。スタッフも一生懸命やってくれた」。阪神で観戦した指揮官は手柄を周囲に譲った。小倉大賞典は騎手としても2勝(83年スナークアロー、89年ダイカツケンザン)しており、4例目の騎手&調教師制覇。思い出の多い小倉に確かな足跡を刻んだ。

 25歳・石川も顔を紅潮させた。「持ち味の持久力をどう生かすか考えて乗った。外から人気馬(ボッケリーニ)に来られ必死だった。力が入った。懸命に追ったら馬も根性を見せてくれた」。競馬界の大先輩にプレゼントした1勝は、石川にとっても19年札幌2歳S(ブラックホール)以来のうれしい重賞4勝目となった。若手を積極的に起用してきた西浦師。日本人騎手として初めてジャパンCを勝ち(84年カツラギエース)、日本競馬に新たな扉を開いた男は未来ある若手にしっかりとバトンをつないだ。

 ◆テリトーリアル 父テオフィロ、母コンサヴァトワー(母の父ストリートクライ)14年2月26日生まれ 牡7歳 栗東・西浦厩舎所属 馬主・ゴドルフィン 生産者・北海道沙流郡日高町のダーレー・ジャパン・ファーム 戦績32戦8勝(重賞初勝利) 総獲得賞金2億1700万7000円。馬名の由来は「領土の」。

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