【福岡・ルーキーS】中田、インから押し切り地元初V!来年飛躍の年に

[ 2020年12月2日 05:30 ]

イン快勝劇で当地初Vを決めた中田
Photo By スポニチ

 ボートレース福岡の「ルーキーシリーズ第23戦スカパー!JLC杯」優勝戦が1日、第12Rで行われ、断然人気を集めた1号艇の中田達也(27=福岡)がインから押し切り、福岡初Vを決めた。

 レース直前に強まった向かい風。中田は歯を食いしばってスタートを踏み込んだ。コンマ12と負けない仕掛けを決めてスリットを通過。余裕十分に1M先取り。競り合う2番手以下を突き放した。「エンジンは前検で本体を組み直してから、ずっと良かった。自分がミスしなければ大丈夫と思っていた」。冷静な気持ちで頂点をつかんだ。

 ターニングポイントは3日目だった。シリーズリーダーの座を争う竹井貴史が妨害失格で戦線を離脱。中田に重圧がのしかかったが、それを力に変えた。「竹井さんの分までと一層、気持ちが入った。今期に入って、いいレースができていなかったので、優勝して流れを変えたかった」

 地元ルーキー戦を制し、今後は上の舞台での活躍が期待される。追加で出場した先月の福岡周年は5、6、6着とホロ苦い周年デビューになった。「実力差が目に見えて分かった。羽野直也君、仲谷颯仁君に付いていけるように頑張りたい」。養成所時代はリーグ勝率1位、そして卒記チャンプ。21年を飛躍の年にしてみせる。

続きを表示

2020年12月2日のニュース