JRA 来夏五輪期間は札幌、新潟2場開催 小倉6日分は1月へ

[ 2019年10月22日 05:30 ]

 JRAは21日、東京都港区の本部で関東定例記者会見を開き、20年度の開催日割と重賞日程を発表した。東京オリンピック期間中の来年7月25日から8月9日は、通常の3場開催ではなく、札幌と新潟の2場開催となる。例年はこの時期に実施されている小倉競馬6日分は1月に移される。

 この対応について、JRA競走部番組企画室の村上佳史企画課長は「東京オリンピックに獣医師や馬の取扱者の派遣要請があり、馬運車の提供も行うことになる。競馬開催と双方を万全に行うには3場開催は厳しい」と説明。暑熱対策も考慮し、2場開催は涼しい札幌と、東西両トレセンから出走しやすい新潟を選択。夏の福島開催は2日短縮されて6日となり、その分は春に実施。札幌は例年より2日増え、函館は日数は12日のままで開催スタートが1週繰り上げられた。

 なお、マラソンと競歩競技の札幌への開催地変更が議論されているが、JRA福田正二理事は「東京で行われたMGCの時も、2万人が参加した北海道マラソンの時も通常通り営業できた」と語り、現時点で開催日程やウインズの営業変更は検討していないとした。

 年始の開催は例年通り1月5日にスタートするが、年末は近年定着している12月28日ではなく、日曜日となる27日がラスト。同日は有馬記念が行われ、今年は28日のホープフルSは26日の土曜日に組み込まれた。有馬記念が最終日に行われるのは16年以来、4年ぶり。祝日を利用しての3日間開催は例年通り4回。京都競馬場の整備工事のため、11月の京都競馬は阪神競馬に振り替える。良好な芝馬場維持のため、7月の中京競馬と9~10月の阪神競馬を入れ替える。

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