【天皇賞・秋】サートゥル100点!夏の成長物語る“新帝王の鎧”

[ 2019年10月22日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

<天皇賞・秋>5月のダービー時とは見違えるほど立派なキ甲に成長したサートゥルナーリア
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 アーモンドアイのように目は口ほどに物を言いますが、立ち姿もしばしば物を言います。サートゥルナーリアの立ち姿が雄弁に語っているのは…。「菊花賞に行かなくて正解でした」。言葉を話せるなら、そう伝えていたはずです。 天皇賞・秋

 放牧中の競走馬かと疑いたくなるほどのんびり立っていたダービー時とは一転、かなり気が入っています。尾を上げ、鼻の穴を開きながら、ハミを強くかみしめている。頭の位置も高くなっています。菊花賞の3000メートル戦へ進むなら立ち方に遊びが欲しいと指摘していたところです。でも、天皇賞・秋の2000メートルに向かうなら、このぐらい気持ちが乗っている方が望ましい。

 体つきも口ほどに物を言います。ダービー時とは見違えるほど立派になったキ甲(首と背中の間のふくらみで、体高の頂点にあたる)がひと夏の成長を伝えている。背丈が伸びたばかりか、肩や首、トモの筋肉量も増えました。天下分け目の大一番に備えて鎧(よろい)をまとったような重厚さ。中距離馬を思わせる体形も天皇賞に矛先を向けて正解だと語っています。

 耳がロバのように大きく映ったのは昨年のホープフルS。当時の馬体診断でイソップ寓話(ぐうわ)「王様の耳はロバの耳」を紹介しましたが、今では大きな耳も目立ちません。体がスケールアップしたことで耳とバランスが取れたからです。発達したトモの筋肉には血管が浮いています。新陳代謝に優れた薄い皮膚だから血管が映るのです。毛ヅヤも抜群。肋(あばら)をパラパラっと見せる理想的な仕上がりです。

 女王アーモンドアイが目つきを一変させたのなら、新帝サートゥルナーリアは体つきを変えてきました。ロードカナロア産駒のツートップ。盾は2強対決になる…と訴えかけてくるような立ち姿です。

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