【秋華賞】道悪×ルメール“要チェック”連対率100%条件で3連覇狙う!

[ 2019年10月11日 05:30 ]

ルメール(撮影・亀井 直樹)
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 台風19号の接近を受け、異例の緊急処置が取られた。JRAと関東調教師会、日本馬匹輸送自動車は10日に協議した上で、今週3日間開催の京都競馬に出走する関東馬の輸送を11日に限定することを決めた。美浦トレセン出発は午前4時と午後8時。10日に出走18頭が確定した「第24回秋華賞」(13日、京都)に出走の関東馬は、栗東滞在馬を除き午前4時便で京都入りする。なお、同レースは11日に枠順が確定する。 秋華賞

 6日の凱旋門賞に挑戦した日本馬3頭は、過酷な馬場に泣いた。フィエールマンとコンビを組んだルメールは「馬場が重くて、馬が疲れてしまった。2週間前にトライアルレースが行われていた時は良馬場だったのに…。馬は凄くいい状態だったんだけど」と不運な天候を敗因に挙げた。

 台風19号の接近で道悪必至の秋華賞。今週も馬場適性がポイントになりそうだ。騎乗するコントラチェックは、秋G1開幕戦のスプリンターズSをタワーオブロンドンで制した藤沢和厩舎との再タッグ。パートナーは、やや重までしか経験がなく「雨?分からないね。いい馬場で結果を出してくれているし、悪い馬場になるとどうかな」と慎重だが、鞍上は道悪も苦にしないタイプ。というのも、G1の舞台となる京都芝2000メートル戦で道悪(重&不良)だったレースに騎乗したルメールは【3・4・0・0】と全て連対しているのだ。重馬場だった2年前の秋華賞も、初コンビのディアドラを優勝に導いた。

 ルメールにとって相性のいいG1でもある。昨年もアーモンドアイで勝ち牝馬3冠を達成。同一G1・3連覇ならペリエの有馬記念(02~04年)以来となり「珍しいね。G1だから、もちろん勝ちたい。勝ちましょう(笑い)」と意気込む。

 オークスは鞍上が騎乗停止になったため、レーンとのコンビで9着に敗れた。「距離が長すぎたかな。前に行けるスピードもあり、京都2000メートルの内回りはピッタリの条件」と舞台替わりを歓迎。3勝は全て逃げ切りで挙げており、「いいペースが必要なタイプ。ペースが速かったら3、4番手でもいいが、スローだと引っ掛かるし、逃げた方がいいかな」とイメージした。

 昨年は秋華賞からG1・4連勝の離れ業をやってのけた。今年も天皇賞・秋のアーモンドアイなど有力馬がスタンバイ。伏兵コントラチェックをVに導き、今秋のG1シリーズも「ルメール祭り」にするつもりだ。

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