【スプリンターズS】ステルヴィオ回避 アレグリアは蹄不安で追い切り中止

[ 2019年9月20日 05:30 ]

 スプリンターズS(29日、中山)で有力視されていた昨年のマイルCS優勝馬ステルヴィオ(牡4=木村)が右目の外傷で同レースを回避することになった。異変が起きたのは坂路調教を行った16日の午後。突然、右目の開きが悪くなった。治療を受けて経過を観察してきたが、回復しないため17日の全休日を挟んで18、19日の馬場入りを中止。木村師とオーナーのサンデーレーシングが万全の状態で出走させるのは難しいと判断し、回避を決めた。同師は「疲れから免疫が落ちたのかもしれない。理化学研究所の検査を受けているので今後については検査結果を待って決めたい」と語った。

 また、同レースに登録した桜花賞馬グランアレグリア(牝3=藤沢和)は蹄の不安で19日の1週前追い切りを取りやめた。今週末まで症状の経過を観察した上で出否を判断する。異常が判明したのは18日の坂路調教後。左前脚の歩様が乱れ、診察の結果、蹄に熱を持っていることが分かった。今後は鉄橋蹄鉄(蹄を保護する特殊蹄鉄)を着用して回復に専念。正常な歩様に戻れば、今週末から追い切りを再開してスプリンターズSに向かう。出走を回避した場合、騎乗予定のルメールは同厩舎のタワーオブロンドンとコンビを組む。藤沢和師は「出否は今週末にも決めるが出走できるように努めていきたい」と語った。

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2019年9月20日のニュース