【ラジオNIKKEI賞】菊沢 自厩舎のインテンスライトで「父に恩返しを」

[ 2019年6月27日 05:30 ]

ラジオNIKKEI賞でインテンスライトに騎乗する菊沢一樹騎手
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 「インタビュールーム ウマい話あり」はインテンスライトでラジオNIKKEI賞に挑戦する菊沢一樹騎手(21)を直撃した。

 ――自厩舎のインテンスライトで重賞に挑戦する。
 「この馬で重賞を勝ちたいという気持ちは強いし、今回はチャンスだと思っています。若手でこれだけ続けて乗せてもらえる機会はないのでオーナーや関係者に感謝しています。父(隆徳師)にも恩返ししたいですね」

 ――4戦連続でのコンビ。
 「レースを教えながら成長を見守れる楽しさはあります。自分の成長が遅れて足を引っ張らないように、これからも必死についていきたいです」

 ――前走・プリンシパルS(4着)を振り返って。
 「距離延長でのレースでしたが、リラックスして走ってくれました。一戦ごとに精神面の成長が著しく、学習能力の高さを感じました」

 ――改めてインテンスライトはどのような馬か。
 「凄く賢い馬です。レース前の返し馬が終わると、立ち止まって競馬場を見渡すんです。どこがゴールなのかを確認して理解しているかのように、道中は落ち着いて走ります」

 ――“ゴール板の位置が分かっている”馬はめったにいない?
 「そうですね。ミッキースワロー(17年セントライト記念優勝)の調教に乗った時に同じ感覚がありました。乗り手が何を求めているのか分かっている馬は走る傾向にありますね」

 ――福島コースは初めて。
 「中山でも強い内容で勝っていますし、不安はないです。土曜日にスクーリングでゴール板の位置は見せておこうと思っています。馬がどう反応するか楽しみです。馬場やコースがどうこうより、自分のリズムで走れれば結果はついてくると思います」

 ――自身の重賞初Vも懸かる。
 「重賞だから何かを変えようという思いはなく今まで僕とインテンスライトがやってきたことを出せれば。この馬の強さを証明したいですね」

 ◆菊沢 一樹(きくざわ・かずき)1997年(平9)8月27日生まれ、茨城県出身の21歳。元JRA騎手で現調教師の父・菊沢隆徳師の厩舎に所属。伯父は騎手の横山典弘。16年5月7日東京1R(ジョリガーニャント)で初勝利。JRA通算1470戦51勝。JRA重賞は昨年9月の京成杯AH(ダイワリベラル12着)以来5度目の騎乗。

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