【船橋・マリーンC】ラーゴブルー、直線抜け出し12年ぶり地方馬V

[ 2019年4月18日 05:30 ]

マリーンCを快勝し、ダートグレード初制覇を飾ったラーゴブルー。
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 牝馬重賞「第23回マリーンカップ」(G3)が船橋競馬場で行われた。3番人気ラーゴブルーが直線抜けだし優勝。07年トーセンジョウオー以来、12年ぶりの地方馬制覇を決めた。また、地方馬の1、2着馬に与えられる「第23回スパーキングレディーカップ」(G3、7月4日川崎)の優先出走権を手にした。

 「狙っていたレースを獲れて本当にうれしい」と破顔する内田師。「馬なりで3、4番手で行ってうまく抜け出す」という指示を出したが、その通りの騎乗で結果を出した。

 御神本も「地方に来てから本当に一戦ごと力をつけてくれた。まだまだ良くなるだろうし、これからが楽しみ」と高評価を与えた。今後は「オーナーと相談してから」と内田師は明確な言及を避けたが今年、浦和で行われるJBCや15年宝塚記念2着のデニムアンドルビーを姉に持つ血統だけに芝への挑戦も視野に入れて調整が続けられる予定だ。地方から夢の広がる一頭が現れた。

 2着アイアンテーラー(浜中)状態はだいぶ戻ってきていたし自分の競馬はできた。勝った相手が強かった。

 3着リエノテソーロ(大野)正攻法の競馬はできたが最後に脚が上がってしまった。

 ◆ラーゴブルー 父ハーツクライ 母ベネンシアドール(母の父キングカメハメハ) 牝5歳 川崎・内田勝義厩舎 馬主・吉田和美氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績18戦9勝(南関東12戦9勝) 総獲得賞金8259万円。

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2019年4月18日のニュース