アーモンド、凱旋門回避…遠征費用は会員負担 牡馬サートゥル優先したい生産者

[ 2019年4月18日 07:36 ]

秋華賞を制して牝馬三冠を達成したアーモンドアイ
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 アーモンドアイはクラブ法人所有馬。募集価格は1口6万円×500口で3000万円。少ない投資でオーナー気分を味わえる「一口馬主」のコンセプトに合致した馬だ。主催者が輸送費や滞在費を補助するドバイや香港とは違い、欧州遠征は経費が全て自己負担。長期滞在となれば数千万円単位となる費用が会員の負担となる。リスクを伴う欧州遠征より、勝てば億単位の優勝賞金が入る国内G1出走を希望する声があるのもうなずける。

 また、牝馬である点もネック。牡馬なら海外G1を勝てば種牡馬としての価値が高まり、引退後も種付け料や売却によって莫大(ばくだい)な利益を生む可能性がある。今回の決定はアーモンドアイを生産したノーザンファームの意向も反映している。同ファーム生産で無敗で皐月賞を制したサートゥルナーリアは、凱旋門賞挑戦プランを早々と表明した。牡馬のメリットを優先するのは、牧場経営の観点からは当然。鞍上が同じルメールなのも決断の一因となったはずだ。夢やロマンを追うだけではない。競馬は巨額のマネーが動くビジネスでもある。(中央競馬担当・浜田 公人)

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