【中山記念】リチャード、馬なり併入活気戻った!Vでドバイへ

[ 2019年2月21日 05:30 ]

CWコース、併せ馬で追い切られたスワーヴリチャード(左)
Photo By 提供写真

 G1馬5頭が集結するG2「第93回中山記念」の追い切りが20日、栗東、美浦両トレセンで行われた。昨年の大阪杯覇者スワーヴリチャードはCWコース併せ馬で軽快な動きを披露。日本のファンへ好パフォーマンスを見せて、ドバイへと旅立つ構えだ。

  水曜日の栗東は雨上がりで気温が上がった。向正面にモヤがかかる中、スワーヴリチャードは開門直後のCWコースに姿を見せた。ドンアルゴス(4歳1000万)をパートナーに併せ馬。2馬身ほど追いかける形でスタートする。直線半ばで馬体を並べるといったんは前へ。終始馬なりで同入でのフィニッシュ。6F83秒3〜1F12秒0をマークした。庄野師が満足げに切りだす。

 「馬なりだったけど併せ馬だったので、走る気が前面に出ていました。やり過ぎずちょうどいい調教だったと思います」

 昨年は大阪杯で初のG1タイトルをゲットした。そこから安田記念へ参戦。3着と奮闘したものの、M・デムーロの言葉を借りれば「暑くてバテていた。距離は関係なかったと思うよ」と力負けではなかった印象。前走のジャパンCは超高速決着での3着。有馬記念はパスして、春シーズンへ向けて立て直した。トレーナーは昨秋を振り返って語った。

 「大人になったかのような感じだった。ジャパンCが終わって、しっかり休養させた。今はいい意味で“らしさ”が出てきた。掛かるような活気がありますね。リフレッシュで、いい充電ができた気がします」。

 再起動の準備は整った。ここをステップにドバイシーマCへと進む予定。それでも「ドバイのステップとは思っていません。メンバーは強いけど、今年一年を占う上で大事な一戦」とキッパリ。(ライバルとなる)G1馬4頭が参戦?望むところよ。ここでパフォーマンスを魅せてこそ。大きく翼を広げて、いざ世界へテークオフ!

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2019年2月21日のニュース