【平和島・関東地区選手権】桐生、2度目関東王者 インで圧勝

[ 2019年2月21日 05:30 ]

8度目のG1制覇を達成した桐生順平
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 平和島ボートのG1「第64回関東地区選手権」は20日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の桐生順平(32=埼玉)がイン逃げで圧勝。18年3月の蒲郡周年以来、通算8度目のG1制覇を飾り、優勝賞金450万円を獲得した。

 インからコンマ15のスタートを決めた桐生。そのまま1Mを先取って圧勝。16年多摩川の第61回大会以来、2度目の関東チャンピオンに輝いた。

 レース直前までは不安を抱えていたという。「展示タイムが悪かったし、仕上がりには自信がなかった」。舟足は万全ではなかった。だが、心まで揺らぐことはなかった。「本番は気にせず行けた。あとは普段通りでした。それなりのターンはできたと思う」。SG3冠を誇るトップレーサーが納得のターン。残る5艇はなすすべがなかった。

 今大会前のリズムは良くなかった。2節前の蒲郡周年は1号艇で優出したが、ピット離れで井口佳典にインを奪われ、5着に敗れた。前節のとこなめ周年は3日目にFを切った。「課題を持って取り組んだつもりでも甘い部分があった。もう少ししっかりやらないと駄目だと感じた」。決意を新たにして臨んだ今大会は得点率2位で予選通過。準優はコンマ04と、F持ちとは思えないSを決めて快勝した。予選トップの中田が準優で2着に敗れたため、優勝戦1号艇が舞い込んだ。「流れを変えられると思った。逆に負けたらまた全部が悪くなる」。きっちりチャンスをものにした。

 次走は26日〜3月3日の津周年。その後は3月16日から地元戸田で開催されるSGクラシックが控える。「(中田)竜太と2人で地元を盛り上げたい」と、後輩と共に活躍することを誓った。勢いに乗った桐生が地元SGでも堂々の主役を務める。

 【次走】桐生順平の次走は26日からの津G1つつじ賞王座決定戦。松井繁、白井英治、菊地孝平、毒島誠、峰竜太ら強豪と優勝を争う。石塚久也は24日からのからつ一般戦。田中信一郎、土屋千明、椎名豊らが相手。斉藤仁は26日からの大村G3企業杯。寺田祥、須藤博倫、柳沢一らが出場。中田竜太は26日からの福岡一般戦。渡辺英児、杉山裕也、海野康志郎らが参戦。鈴木博は28日からの蒲郡一般戦。辻栄蔵、重野哲之、山口達也らが集結。若林将は27日からの尼崎スポーツニッポン杯。服部幸男、吉川元浩、篠崎仁志らとVを争う。

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2019年2月21日のニュース