【東京未勝利戦】ドーベルラスト産駒V 横山典「まだまだこれからの馬」

[ 2019年1月26日 13:47 ]

東京5Rを制したメジロドーベル最後の産駒、ピンシェルの口取り。横山典(右から3人目)、岩崎伸道オーナー(一番右)にも笑顔
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 東京5R・3歳未勝利戦(芝2400メートル)で、90年代後半にG15勝を挙げた名牝メジロドーベルのラスト産駒ピンシェル(牡3=高橋文)が、デビュー3戦目で初勝利を挙げた。大逃げで粘るオウケンインザサンを残り100メートルで捉え、最後は1馬身1/4差で突き放した。

 騎乗した横山典は「気持ちが子供で、まだまだこれからの馬」とした上で「長い目で見てほしいと思っていたから3戦目で勝てたのは良かった」と評価。ドーベルを管理した大久保洋吉元調教師の下で修行した高橋文師は「とりあえず1つ勝ててホッとした」と喜んだ。

 満面の笑みで口取り写真に収まった岩崎伸道オーナーは「ノリちゃん(横山典)が“やっと競馬を覚えてきた”と言っていたので楽しみにみていた。勝ててよかった」。11年に閉場したメジロ牧場の施設を引き継いだレイクヴィラファームの生産馬。同ファームの代表も務める岩崎氏は「気性が激しかったドーベルと比べるとおとなしくてお坊ちゃん。メジロ牧場の血統がつながって、どこかで華を咲かせてほしい。夢の第一歩が踏み出せました」と感慨深げに語った。

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2019年1月26日のニュース