【白富士S】ブラックスピネルが2年ぶり勝利 「この形と決めていた」逃げ戦法奏功

[ 2019年1月26日 16:34 ]

 土曜中山11Rの白富士S(2000メートル、4歳以上オープン)は6番人気の(牡6=音無)が逃げ切って17年の東京新聞杯以来、約2年ぶりとなる勝利を挙げた。勝ち時計は1分59秒3(良)。1馬身3/4差の2着にトリコロールブルー、1番人気アップクォークは3着に敗れた。

 「距離を延ばし、条件もガラッと変えた。集中力が課題だったので今日は少頭数だったし思い切ってこの形と決めていた」と、前走に続き2度目の騎乗の三浦は逃げの手を選択。前半5Fを1分0秒9のマイペースで乗り切ると、脚色が衰えることなくゴールまで駆け抜けた。「3、4角で後ろから来たときもしっかり反応してくれた。直線も一度も気を抜くことはなかった。状態はずっと良かったし、力のある馬。東京も合うのかも」。収穫大のレースに笑顔がこぼれた。

 遠ざかっていた勝ち星をつかむため、試行錯誤したのが奏功した。前走で初ダートに臨み、再度芝に戻した今回は距離を3歳時以来の2000メートルに延ばしてみた。中間からブリンカーも着用し、集中力アップを狙った。そうしてつかみ取った2年ぶりの美酒。重賞馬の意地を見せた

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2019年1月26日のニュース