【きさらぎ賞】マジェスティ順調、自己最高の坂路4F51秒1

[ 2018年2月1日 05:30 ]

松若を背にスティッフェリオ(右)と併せて追い切るダノンマジェスティ
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 日曜京都メイン「第58回きさらぎ賞」はダノンマジェスティが新コンビを組む松若を背に坂路で4F51秒1の自己ベストを叩き出し順調アピール。無敗で出世レースを制して、クラシックの主役へと名乗りを上げる。

 ダノンマジェスティが出世レースを前に堂々の自己ベストを叩き出した。松若を背にした坂路最終追いは僚馬のスティッフェリオ(4歳1000万)と併せ馬。上がり重点に4F51秒1。最後まで力強い脚取りでラスト2F12秒3→12秒5の好時計を刻んだ。フラつくところを見せず、ノーステッキで真一文字に加速。鞍上は「まだ全体的に緩さが残り、これからの馬ですが時計は出ていましたからね。能力は高いものを持っていると思います」と素質を高く評価した。

 前走阪神の新馬戦(芝外回り1800メートル)は前半5F1分4秒1という超スローペース。その緩い流れを中団で折り合うと、3角すぎでギアチェンジ。直線は外へモタれながら上がり3F33秒0の末脚で2着以下を3馬身半差ちぎった。

 前走後からはリングハミに変更。その効果は追い切りの動きにも表れている。平井助手は「一度使って中身が違ってきましたから」と上積みを強調する。

 和田の騎乗停止により手綱を託されたのは音無厩舎所属の松若。鞍上は昨年のアメリカズカップ(6番人気)で制し鞍上、厩舎共に連覇が懸かっている。「先生には“しっかり乗ってこい”と言われました。結果を残したいです」。乗り代わりが当たり前の昨今で、このチャンスは是が非でもものにしたい。“ジンクス”を吹き飛ばし、人馬とも飛躍の1勝にする。

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2018年2月1日のニュース