【日本ダービー】池江勢最速の末脚!サトノアーサーCW11秒5

[ 2017年5月25日 05:30 ]

川田を背にウッドチップを蹴り上げ追い切るサトノアーサー(右)
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 サトノアーサーは3頭出し池江厩舎の中で真っ先に追い切った。川田を背にトーセンレーヴ(9歳オープン)を1馬身追走。直線は僚馬に襲い掛かりそうな迫力で、内から並ぶ間もなく抜け出した。ラスト1F11秒5で4馬身先着。池江勢3頭の中でも最速の末脚は際立っていた。3週連続で追い切りに騎乗した川田は「先週よりいい内容だった。良くなってきたと思います」と満足げに引き揚げてきた。

 毎日杯(2着)からの参戦は異例。池江師は「間を空けた方がいいタイプだから。前走も結果は残念だったが、教えてきたことが形になりつつある」と目を細める。キャリア4戦、初の東京に2400メートルの距離と未知の部分は多いが、「距離、コースはこの馬にとって悪くないと思っている。中団、後方から行くかはジョッキーに任せます」と話した。

 15年セレクトセール1歳セリで、2億1060万円(税込み)で取引された良血。素質馬の宝庫・池江陣営でもかかる期待はピカイチだ。川田は「新馬戦の前からみんなでダービーのためにやってきました。この馬にとって、一番いいと思うことをやってきたつもり。最終追いもいい雰囲気で終えられたし、当日をいい天気で迎えられれば」と締めくくった。

 遅れてきた大物としてアドミラブルが注目を集めるが、スケール感では同馬も引けを取らない。勝てば川田は史上3人目のダービー連覇。この馬となら。そう思わせる器だ。

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2017年5月25日のニュース