【日本ダービー】ウインブライト、オーバーワーク回避の絶妙調教

[ 2017年5月25日 05:30 ]

松岡を背に単走で追い切るウインブライト
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 【G1ドキュメント=24日】トレセンの調教コースは、一日に何度かハロー掛け(整地)が行われる。作業車が大型のトンボのようなハローを引っ張り、蹄跡で荒れた表面をならしていく。朝一番の組が終わり、この日最初のハロー掛けが終わった“新品”のWコースに、ウインブライトが待ち切れないという感じで、勢いよく飛び出していった。

 主戦の松岡が騎乗し、ウインアンビション(4歳1000万)、コウソクライン(同500万)を先行させてスタート。双眼鏡で動きを追う浜田は、てっきり3頭併せと思ったが…。4角で併走態勢に入った先行2頭に、追いつく気配はない。鞍上は派手なアクションをすることなく、前と2馬身ほどの間隔を保ったまま、単走の形でフィニッシュした。

 「前が予定よりも速い時計で行ったので、無理せず並びかけるのをやめた」。松岡の冷静な判断で、オーバーワークを避けた形。続けて、こう付け加えた。「直線が軽めの分、向正面の奥まで流して息をつくる感じにした。先週までの硬さが取れて、上向いていると思う」。皐月賞後の疲労が長引いたが、大一番を前に回復。畠山師も「余力を残してレースに向かいたかったので、ちょうどいい稽古になった」と評価した。

 松岡は以前から「ブライトが完成するのは古馬になってから。将来があるので今は無理をさせたくない」と言い続けてきた。一方で「ダービーはやはり特別。馬にも頑張ってほしいし、当然、自分自身も勝ちたいという気持ちが強い」と意気込む。

 負荷のかけ過ぎは禁物だが、仕上げ途上で臨めるほど甘いレースでもない。デビュー時からずっと稽古をつけてきた鞍上だから分かる、絶妙のバランスを保って、生涯一度の大舞台に挑む。

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