【有馬記念】ブラック惜しくも首差2着、凱旋門賞挑戦へ色気

[ 2016年12月26日 05:30 ]

<有馬記念>キタサンブラックが2着惜敗し苦笑いの武豊(右)と清水師
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 ファン投票1位キタサンブラックは、サトノダイヤモンドの強襲に屈し首差2着。道中は2番手を追走して、4角入り口で逃げたマルターズアポジーをかわして先頭へ。粘り切ったかと思われたところで、外からダイヤモンドにかわされた。

 武豊は「惜しかった。いいタイミングで差し返したと思ったけど…。理想通りのレースができたが、3コーナーでサトノノブレスにつつかれたのが痛かった。あのワンプレーですね」と悔しそうな表情。それでも「全部勝つのは難しい。今年はよく頑張って走ってくれた」とパートナーをねぎらった。清水久師は「力を出し切っている。昨年より一回り成長したし、まだ伸びしろはありそう。来年もどんどん鍛えていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。

 スタンドで見守った北島三郎オーナーは「2着は残念だけど、うれしい。相手が強かった」と勝者を称え、すがすがしい表情。来年は海外遠征プランも浮上しているが、「凱旋門賞は条件も合いそうだね」と初めて具体的なレース名を挙げた。「フランスで1着になったら、という夢まで見させてもらってありがたい。言葉が通じなくても“まつり”を歌っちゃうかもしれないね」と期待に胸を膨らませた。今年は天皇賞・春、ジャパンCとG1・2勝。春秋グランプリ3、2着なら年度代表馬の資格も十分だ。来年も、競馬界の話題を独占することになりそうだ。

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2016年12月26日のニュース