【中山記念】ジャスタウェイ万全!ドバイ前哨戦へ「迫力の動き」

[ 2014年2月27日 05:30 ]

福永を背に躍動感ある動きで1馬身先着したジャスタウェイ。ドバイ前哨戦へ向け盤石!!

 今週から中山、阪神に舞台を移す開幕週を飾る「第88回中山記念」と「第58回阪急杯」の追い切りが26日、美浦、栗東トレセンで行われた。中山記念組では昨年の天皇賞・秋を制したジャスタウェイがドバイ遠征前の前哨戦へ向け盤石の動き。迫力十分に併せ馬で1馬身先着して仕上がりの良さを見せつけた。

【中山記念】

 いざ世界へ。ジャスタウェイの“真価”が問われる時がきた。昨年の天皇賞・秋でG1・5勝ジェンティルドンナ、ダービー馬エイシンフラッシュを撃破するなど“進化”の走りで素質を開花させた。今回はドバイに向けて前哨戦の位置づけだが、陣営は万全の態勢で臨む。最終追いは福永(レースは横山典)を背にCWコース併せ馬。躍動感ある四肢のさばきで6F83秒4、ラスト12秒2。鞍上が手応えを確認するようにシュテルングランツ(3歳未勝利)に1馬身先着した。

 福永は騎乗停止中のため前哨戦の手綱をとれないが、ドバイへ見据えて状態を確認。感触の良さを伝えた。

 「いつも通りいい動きだった。まだ体つきに余裕はあるが、昨春に比べてひと回り大きくなっている。食べたモノが実になって体に幅が出てきた感じだね」

 動きを見守った須貝師の表情も自信に満ちあふれていた。

 「迫力ある動き。ピークに持って行った前走よりも雰囲気はいい。リフレッシュ放牧の効果もあって体つきも良く、いい筋肉が付いて馬体に張りが出てきたね。今の出来なら問題ない」

 ドバイデューティフリー(3月29日、芝1800メートル)では4つのコーナーが鍵になる。メイダン競馬場はコーナーがきつく直線の幅員も意外と狭い。いかにスムーズにコーナーを回るかが重要だ。陣営は今回のレース選択について、同じコーナー4つの中山芝1800メートルで「息を入れた競馬をさせて、今後につながる内容にしたい」と意図を説明した。

 中山で結果を出し、ドバイ・メイダン競馬場攻略の橋頭堡(ほ)を築く。ジャスタウェイは目標へ向けて、ひたすらその道を進むだけだ。

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2014年2月27日のニュース