【阪急杯】ダノンシャーク12秒1!小牧絶賛の嵐「ホレボレする」

[ 2014年2月27日 05:30 ]

阪急杯の有力馬ダノンシャーク(左)は併せ馬で弾むような動きを見せた

 阪急杯組ではダノンシャークが坂路でラスト1F12秒1と抜群の伸びを披露。コンビを組む小牧も絶賛の動きで充実ぶりをアピールした。

 ハロー(馬場整地)明けのきれいに慣らされたウッドチップで弾むような動きを披露した。ダノンシャークは先週に続いて小牧を背に坂路へ。ミッキーナイト(3歳未勝利)との併せ馬は道中スムーズに加速。全身をバネのようにしならせ、抜群の推進力で駆け上がっていく。終始、楽な手応えで4F52秒9、ラスト1F12秒1と鋭く伸びて2馬身先着。先週の坂路追いではマズルファイヤー(4歳1600万)に1馬身遅れたが、これは前半に追走した分と相手が動いたため。小牧が1週前に初コンタクトでつかんだ感触の良さはこのひと追いで確信に変わった。絶賛とはまさにこのこと。鞍上は声を弾ませた。

 「ハジけたね。思っている以上に反応が良かった。乗っていて気持ち良かったし、レースじゃないのにホレボレするような動きだったよ。先週も良かったけど、けさも凄くいい追い切りができた。何より乗りやすいのがいいね」

 当初は3週前の東京新聞杯で始動する予定が輸送後に雪で中止。翌週の代替競馬は再輸送を考慮して登録を見送り、今季初戦はここにスライドとなった。予定はズレたが調整は順調そのもの。大久保龍師は仕上がりの良さを強調している。

 「先週はいくらか鈍いかなと思ったけど、スパッと動いたね。予定は延びたけど動きを見ても悪くはなっていないし、結果的にさらに乗り込めた」

 昨年は安田記念、マイルCSとマイル頂上決戦で連続3着。G1でも好勝負になる力を示しながら、一方で陣営は勝ち切れない悔しさを味わった。今年こそ、の思いで臨む今季の始動戦。手綱を任される小牧は「強い馬だというのは分かっているし、自分がロスのない競馬をすれば結果はついてくると思う」と力をこめる。仕切り直しの一戦で好スタートを切る準備は整った。

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2014年2月27日のニュース