【中山記念】ロゴタイプ 村田驚き「2輪駆動が4輪駆動に」

[ 2014年2月27日 05:30 ]

G1・2勝を示す二重星の特殊ゼッケンで追い切るロゴタイプ

 ロゴタイプの追い切りから引き揚げてきた村田が驚きの声を上げた。「前走時とはトモ(後肢)の踏み込み方が全然違う。2輪駆動が4輪駆動に変わったみたいな感じ」。2歳時のデビュー4戦に続き前走・札幌記念(5着)でも騎乗した同騎手。今回のレースではC・デムーロが手綱を取るが、「今なら(札幌記念のように)馬場が緩くなっても大丈夫」と太鼓判を押した。

 前肢だけで推進する2輪駆動から後肢も加えた4輪駆動へ。古馬になっての進化をアピールする走りだ。Wコースで単走追い。美浦トレセンで唯一、G1・2勝を示す二重星の特殊ゼッケンが誇らしげに躍る。張りに満ちた後肢がウッドチップを力強く蹴り上げて6F84秒9。時計を確認した村田は「これぐらいの時計は余裕十分に出せる。普通キャンターの感覚だった」と振り返った。

 昨年9月中旬からこの2月初旬まで山元トレセン(宮城県)でたっぷり充電しての4歳始動戦。田中剛師も「(3歳春の)絶好調時よりもさらにパワーアップしている。馬も騎手も熟知した舞台。今回の内容次第でドバイ(3月29日のドバイデューティフリー)へ行きたい」と語る。中山コースは朝日杯FS、皐月賞のG1を含めて3戦全勝。復活にふさわしい舞台だ。

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2014年2月27日のニュース