365日 あの頃ヒット曲ランキング 8月

【1998年8月】Ride on time/MAX 感慨深い10枚目シングル

[ 2011年8月11日 06:00 ]

数々のヒット曲を歌ったMAX
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 ★98年8月ランキング★
1 全部だきしめて、青の時代/KinKi Kids
2 Power/ポケットビスケッツ
3 HONEY/ラルク・アン・シエル
4 きっと どこかで/TUBE
5 ALIVE/SPRRD
6 Ride on time/MAX
7 花葬/ラルク・アン・シエル
8 POISON~言いたい事もいえないこんな世の中は~/反町隆史
9 きらら/工藤静香
10 here we are/華原朋美
注目チャンス/小松美歩
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【Ride on time/MAX】

 1枚だけの「企画もの」だったはずの4人のCDシングルが、ついに区切りの10枚に到達。曲もヒットしたが、MAXにとって感慨深い1曲となった。

 ラテン系のダンスミュージック「Ride on time」は7月23日に発売。オリコンチャートでは最高4位止まりだったが、4人のファン層は幅広く、有線放送などでもリクエストが多く集まり、30万枚近いシングルの売り上げ以上に、同ナンバーは20代後半から30代の男性、それに同性の女性からの支持も受けた。

 「Give me a Shake」と並んでMAXを語る上で欠かせない曲となるまでの6年間、4人にとっては精神的につらい時間がそこにはあった。

 沖縄の「アクターズスクール」から安室奈美恵とともに「スーパーモンキーズ」としてデビューしたのが92年のこと。鳴かず飛ばずであっという間に2年の歳下歳月が流れた。

 一大決心したのは94年の終わり。安室を前面に押し出して、MAXの4人は半ばサポートメンバーのダンサー扱いになった。するとカバー曲「TRY ME」が大ヒット。ボーカルの安室はスターの階段をとんとん拍子で登っていった。

 決定的だったのは、95年7月リリースの安室の新曲「Stop the music」でスーパーモンキーズの名前がジャケットから消えたことだった。

 「テレビ局の台本に安室奈美恵とダンサーとだけ書かれていたことがあった。あれは悔しかった」(レイナ)。そのうっぷんを晴らすかのように、同年MAXとして初のシングル「恋するヴェルファーレダンス」をリリース。当初は1枚限りの4人だけでのシングルという約束。その後はまたスーパーモンキーズでの活動という方向だった。

 しかし、ヒットしなかったにもかかわらず、周囲のスタッフの熱意から2枚目もリリース。3枚目の「TORA TORA TORA」のヒットが、MAXとしての活動の爆発点となった。

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