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【1997年8月】Forever/反町隆史 デビュー曲で夢の競演

[ 2011年8月10日 06:00 ]

 ★97年8月ランキング★
1 HOWEVER/GLAY
2 硝子の少年/KinKi Kids
3 Wake Me Up!/SPEED
4 出逢った頃のように/Every Little Thing
5 Forever/反町隆史 with リッチー・サンボラ
6 ひだまりの詩/Le Couple
7 HIGH PRESSURE/T.M.Revolution
8 BURN/THE YELLOW MOKEY
9 BEAT・KI SE KI/河村隆一
10 ひまわり/長渕剛
注目もののけ姫/米良美一
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【Forever/反町隆史 with リッチー・サンボラ】

 海が舞台で、腕時計をしない人生の長い夏休み中の男が主役という連続ドラマが97年夏に高視聴率を稼ぎ出していた。

 フジテレビの“月9”ドラマ「ビーチ・ボーイズ」は7月7日スタートで9月の最終回まで平均視聴率23・7%。数字をけん引したのは、反町隆史、竹野内豊という同じくモデル出身のイケメン2人。そのドラマの主題歌であり、オープニングとエンディングに流れたのが、反町が歌った「Forever」だった。

 デビューシングルから話題は満載だった。自ら作詞を手掛け、レコーディングはロスで行った。レコーディングに参加したのは、あの世界的スーパーロックバンド「ボン・ジョヴィ」のギタリスト、リッチー・サンボラだった。きっかけは同じレコード会社だったことだが、サンボラはギターだけでなく、コーラスにも加わる大サービスぶり。「夏の詞を書きたいと思っていた。そういった意味で、リッチーの声やギターはイメージにはまっている」と反町もこの上ない援軍に力を得ていた。

 70万枚をセールスし、9月発売のアルバムも上々の売れ行きをみせ、大みそかの紅白歌合戦には初出場。「1度くらいは出たいと思っていた」と快諾しての出演だった。

 16歳から男性誌「メンズノンノ」でモデルとして活躍。その後ドラマ、映画に出演し、人気が上昇。「ビーチ・ボーイズ」では、かつては水泳の五輪候補選手ながら、けがで選手生命を閉ざされて以来“夏休み中”のプータローの役を演じた好評を博した。
 この年に行われた「時代の波に乗っている男」「夏が似合う男」「今年一番イイ男」のアンケートですべて1位を獲得。女性からは竹野内と並んで「抱かれたい男」の上位に食い込んだ。

 反町隆史は芸名。所属事務所の幹部がかつてプロボクシングで輪島功一と激闘を演じた、往年の名ボクサー龍反町(りゅう そりまち)にあやかってのものだった。
 
 

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